カメラのカスタム撮影モードを積極的に利用しよう!■ カメラのカスタム撮影モードを積極的に利用しよう! これだけだと何を言われているのかわからないと思います。 簡単に言うと 「自分が良く使う撮影モードや露出をスグに呼び出せる」 でしょうか。 撮影にだんだん慣れてくると、自分の撮影パターンがだいたい確立してきます。 その撮影パターンを条件に合わせてカメラに登録できるんですね。 では、どんなとき、どのように使うのかご紹介させていただきます。 ◇ニコンの場合 まずは私が婚礼スナップで使用しているニコンD800。 既にD810が発売され、2017年8月にはD850が発売開始していますが、 ほぼ使い方は一緒なので参考にしてくださいね。 ◎ 4種類の露出設定やフォルダ設定ができる! 「カスタムメニューの管理」でA〜Dに四つ、 それぞれ露出やフォルダの設定を記憶させることができます。 拡張撮影メニューの設定で、撮影メニューの管理でカメラの設定内容を記憶できます。 シャッタースピード、絞り、感度、色温度を撮影中に変更しても そのまま記憶してくれます。 私はプレビューボタンを押すとA〜Dを選択できるように設定しています。 さらに、A〜D設定で撮影したデータを個別にフォルダ分けすることも出来ちゃいます! 例えばA設定で撮影したフォルダ名は「100」。 B設定で撮影したフォルダは「101」。 Cは「102」、Dは「103」。 という具合に分けられるんですね。 色々な使い方が出来ると思うんですが、 人物の写っていないイメージショットは「100」フォルダ、 式までのスナップは「101」とか、 他のジャンルでは、証明写真を撮りながら、合い間に集合写真も撮るという場合、 証明写真写真は「100」フォルダ、集合は「101」フォルダ。 こんな感じの使い方が出来ます。 キャノンには残念ながら、この機能はありません。 ついでに紹介させていただきたい便利機能があります。 Fnボタンを押すとファインダー内水準器を表示するように設定しています。 撮影後、パソコンでセレクトしていると、撮影時は水平に撮ったつもりなのに、 けっこう斜めっている画像が多いのがどうしても気になったので この機能を設定しました。 ファインダーの隅に表示されるので撮影に集中できてとってもベンリ! さて、メモリー機能のお話に戻りますね。 ◎ ISO感度や色温度設定を4つのA〜Dでスグに呼び出せる! 例えばチャペル内ではISO感度3,200、色温度3,200K、F5、125分の1秒。 式が終わると外へ出ます。 外は雲ひとつ無い晴天! 今度はISO感度160、オートホワイトバランス、F5,6、1,000分の1秒。 ストロボを使用する集合写真ではF11、250分の1秒。 フラワーシャワーや鐘を鳴らし終わるとホテル内に入ります。 チャペルほど暗くないのでISO感度は1,600。 絞り、シャッタースピード、ISO感度、色温度。 これらを瞬時に変えるのは「メンドくさ!」ですよね。 早くても10秒くらい? で、メモリー機能です。 カスタム設定で中指付近にあるボタンを押して A〜Dを呼び出せるように設定しておくと・・・ ほぼ瞬時に設定の変更が可能! 若干の修正をしたとしても5秒以内、シャッタースピードや絞りなど、 どれか1項目なら3秒以内に設定変更可能なんです。 さらに超便利機能があるんです! ◎ A〜Dの設定をメディアに保存できる! ニコンの場合、A〜D設定をCFカードやSDカードに保存出来るんです! 「どういうときに使うの?」 ◎二台持ちの場合 たくさんの設定を二台分設定しなくて済みます。 ◎修理後の再設定 こんな経験ないですか? カメラを修理に出して帰ってきたら、フォーカスモード等が変えられていた。 絞りとシャッタースピードのダイヤル変更がデフォルトの状態で戻ってきた。 全ての設定が出荷時のデフォルト状態で戻ってきた。 修理に出されたカメラは修理担当者がやりやすいように 設定を変更することがあるからですね。 なるべく効率良く作業をして多くのカメラを修理する必要上、 これは致し方ないでしょうね。 レンズとボディのフォーカス調整くらいなら変更は少ないですが、 シャッターユニット交換や、基盤交換などの重修理の場合、 デフォルトで戻ってくる可能性があります。 設定内容をメディアカードに保存しておけば、あっチュー間に元どおり! ◎私がよく使っているのはどんなとき? 私の場合、東京、千葉、神奈川のホテルに婚礼スナップの仕事で行っているんですが、 系列会社なので、写真室にはD800がズラリと保管されています。 キャノンを置いてある部署もありますが・・・ ですので、ほぼそこの部署にあるカメラを使用します。 手ぶらで出勤! ですね。 あらかじめ自分用にカスタマイズした設定をCFカードに保存しておき、 そのデータを出先のカメラに読ませます。 あっちゅー間に設定完了! というワケです! 注1:カメラのファームウェアが最新じゃないと、 4つともプログラム設定になってしまいます。 色温度、感度設定はちゃんと4つ分読み込みされます。 注2:動体予測は各チャンネルごとに設定できません(キャノンは可能) 婚礼スナップは二台で撮影するのでファイル名がダブらないように ファイル名を変えた二枚のCFカードで管理。 もとの状態に戻すためのデフォルト用のCFカードも用意しています。 一番便利に思っているのはダイヤルのセッティングを キャノン仕様にスグにチェンジできることですね。 ニコンとキャノンは絞り用とシャッター用のダイヤルが逆なんですね。 それを設定し直すことでキャノンに近い使い方に瞬時に変更可能。 これだけでも便利ですが、感度、色温度、絞り、シャッタースピードまで 設定を読んでくれます。 これって超便利! ニコンサイコー! さてさて、4つのメモリー設定はだいたい以下の通りです。 ● A 室内:ISO1,600、F5.6、1/125sec. 室外:ISO200、F5.6〜11、1/250〜1,000sec. ●B 室内:ISO2,500、F5.6、1/125sec. 室外:ISO400〜800、1/250〜1,000sec. ●C 室内:ISO3,200、F5.6、1/125sec. 室外:ISO800〜1,600、1/250〜1,000sec. ●D @写真室のスタジオ撮りに同調させて撮るための設定、ISO160、F10、2.5sec.でスタジオの撮影者がシャッターを切る前に押してシンクロさせてます A宴会場ではISO3,200、F5.6、1/125sec.でタングステン補正フィルター用のケルビン3,700K前後に設定 B外撮影用のISO160、オートホワイトバランスの設定 ◇キャノンの場合 ニコンサイコー!と言っておきながら、私のメインカメラはキャノン5D Mark3。 v^_^v このカメラも既にMark4が出ていますが、全く同じに使えます。 左上部にあるダイヤル、C1〜C3に設定できます。 ダイヤルなので撮影しながら瞬時に設定変更可能。 それにプラスしてマニュアルのポジションやシャッター優先、絞り優先を利用することで、 ニコンと同じく4種類設定可能です。 私の使用方法は、C3をメイン露出を設定。 外でのスナップでは、晴れていればC3に順光のときの露出を設定。 C2には逆光の露出設定。 C1はストロボなしで走っていたりしている人物を動体予測するモードに設定。 室内ではC3の感度をISO2,500前後、バウンス撮影出来る露出に設定。 C2はISO4,000〜5,000、C3の設定でバウンスするとアンダーになるとき用。 C1はストロボなし、定常光のみ用に感度をISO8,000以上に設定しています。 ナゼC3をメインにしているかと申しますと、ダイヤルを回すと ストップする位置なので暗いところでもC3になっているとわかるからです。 ニコンD850のようにイルミネーション機能があれば、 暗いところでも便利に使えると思うんですが・・・ マニュアルモードには集合写真用の設定をしています。 画質は最高画質のLファイン、ときには+RAWも追加します。 キャノンは各チャンネルごとに動体予測、画質設定が可能です。 いかがでしょうか。 最初は慣れるまで時間がかかるかもしれません。 でも、とっても便利なので、ぜひ試してみてくださいね。 |