色温度をイジってみよう!




一般的な使い方として、通常はオートホワイトバランス(以下AWB)で撮影しますよね。

色温度をカメラに任せると撮影に集中できます。

ただ、早朝、夕方、秋から冬にかけて日が傾いている時間が長い季節は

どうしても黄色っぽい画像になる事があります。

また、室内撮影での撮影、例えばホテルの宴会場などのタングステン光下では、

AWBだと補正され過ぎて会場の雰囲気が消えてしまったりします。

ここからは個人的に感じていることですが・・・

ニコンのAWBは優秀で、ほとんどの条件で問題なく撮れてしまいます。

ですが補正し過ぎる傾向があるような気がします。

逆にキャノンはその場の雰囲気を出す傾向にあるので

黄色っぽい画像になることが多いと思います。

蛍光灯下は、今度は補正し過ぎて青っぽくなることがあります。

あと、こんなことがありました。

中学校の卒業アルバム用の撮影で運動部のユニフォームを着て

並んでいるスナップに行ったときのことです。

着ているユニフォームの色に引っ張られて青っぽくなったり

黄色っぽくなったり、かなりバラついてしまいました。

黄色のユニフォームだと顔や背景が青っぽくなり、ブルーのウエアだと黄色っぽい感じ。

紺系は赤っぽくなってしまいました。

補正され過ぎってことですよね。



ネット販売するような案件の撮影ではそんなに気にせずスナップしています。

ですが・・・

婚礼スナップのようなアルバムを作製して渡す場合、

見開いたページの中に色のバラツキがあると統一感が無くなってしまいます。

どうするか、ですよね。

そんなときはホワイトバランスを積極的にイジリます。

ワンランク上を目指したい方には積極的にやってみてほしいですね。



◇ ストロボを使用しない定常光のみでの撮影の場合


まずはタングステンマークや蛍光灯マークで撮ってみます。

それで自分が納得できる色になっていたらオッケー。

そうでないときは色温度の数値を直接設定します。

例えばタングステンの設定温度は3,200K。

黄色いと感じたときはこの数値より下げ、青いと感じたら上げちゃいましょう。

慣れないときはどのくらいの量を変えたらいいか判断に迷うかもしれません。

でも、スグに感覚をつかめます!

色温度を変えることを積極的に楽しんでください!

むしろ色温度をイジるのを楽しむことで覚えが早くなると思います。


婚礼スナップのときは高砂に座っている新郎新婦に当たっている照明。

タングステン光だけかと思いきや、最近の流行りで美白ライトというのがあるんです。

何かと言いますと、新婦さんを照らすための

小型ライトがテーブルに置かれているんですね。

このライト、LEDなので色温度はだいたい5,000Kかそれ以下。

けっこう強めに当たっています。

で、どうなるか。

人間の目はたいへん優秀なので調度良く補正して新婦さんの顔は美白に見えちゃいます!

ところが・・・

デジカメだと新婦さんの顔は青白く写ってしまうんです。

3,200Kで新婦さんの顏が青いときは3,400〜3,600Kくらいで撮っています。


◇ ストロボを使用する場合

高砂では友人数人で記念写真を撮ったりします。

その場合、被写界深度が必要になるのでF8くらいまで絞らないといけません。

そうなるとストロボを使うんですが、ストロボの色温度も5,000Kくらいなんですね。

3,200Kとはだいぶ開きがあります。

この場合どうするかと言いますと、私はストロボの発光部にタングステン用の

オレンジ色のセロハンのようなフィルターを噛ませて発光しています。

この手法はテレビ局のスティルカメラマンがやっているテクニックです。

テレビ局の照明は、基本タングステン光。

想像してみてください。

ここでストロボを普通に使って撮影するとどうなるでしょうか。

人物はきれいに写りますが、背景はタングステン光なので黄色く写ってしまいます。

で、オレンジ色の補正フィルターを噛ませて撮影すると・・・

背景の黄色っぽさが目立たなくなるんですね。

ただ、これにはある程度経験が必要です。

ナゼかと申しますと、ISO感度やシャッタースピードによって

色温度の補正量が若干変わってしまうんです。

感度を上げれば上げるほど定常光の影響を受けるからですね。

テスト発光させて確認しながら色温度を調整すればオッケー。

数回撮影の経験を積めばだいたいわかってくるかと思います。

感度以外に、被写体との距離でも発光量が変わってくるのである程度経験が必要です。

でも、これに慣れると自分の求めるイメージの色に、かなり近い画像を得られます!

そのときの感動をぜひ味わっていただきたいです。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。





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